(パリ=飛田正夫 /パリ時mercredi 27 février 2019 01:59)フランスにジル・ケペル(Glles Kepel)というアラブ中東の研究家がいてこの方が27日夜遅くテレビCnewsで長いインタビューを受けていて、同日27日にマクロンが毎週土曜日の黄色いチョッキ運動の暴力デモに参加する者があればこれも同罪だという話をしたことで、ジャーナリストから意見を聞かれ答えている。ジル・ケペルはマクロンの言ったのは「暴力デモ」と言っていて意味深長だとしながらも、マクロンが黄色いチョッキ運動のデモを破壊したがっていることにふれ、12月のクリスマスの町ストラスブールで起こったテロ騒動の国家陰謀説に言及していた。それが政府と体制メディアのシオニズムが共同して、アラブ・イスラムによる国家陰謀テロでもって、11月17日から開始されていた黄色いチョッキ運動デモの危機を乗り切る為の策謀であったとする見方を引用して話していた。
そういえばモハメッド・メラ青年によるトールーズ・モンターバン連続ユダヤ人殺害事件などを見ると、フィッシュSと言われるテロリスト危険人物記録簿に記入されてないメラ青年であったが、すでに中東のテロリスト訓練キャンプをあちこちと巡ってフランスに帰ってきたわけだが、それを知っていて当局は彼を野放しにしていたことが事件当時から疑問視されていた。この一連の事件は起こるべくして起こった事件だともいわれるわけだが、サルコジの大統領選挙の第一次投票と第二次投票の間に起こり、これで一挙に反アラブとシオニズム熱が沸騰してフランス人を恐怖の只中に陥れてしまったのである。それがテレビで朝から晩までメラ青年が籠城し警察の特別特攻隊に襲撃され殺されるまで一週間毎日報道され続けられたのである。これが投票行動に影響したのは言うまでもないことだろう。
マクロンの27日の発言に関しては既に多くの識者からも、ジレ・ジョンヌ運動を暴力視する風潮を作り出したテレビの報道姿勢にも責任があるとして批判の声があがっている。またマクロンの発言そのものにデモの自由を抑圧しそれに参加する者を同罪だとする危険な思想を厳しく指摘する声も多いのです。
【参考記事】
https://www.lemonde.fr/les-decodeurs/article/2018/12/12/strasbourg-apres-l-attaque-les-theories-du-complot_5396313_4355770.html
https://www.francetvinfo.fr/faits-divers/terrorisme/fusillade-a-strasbourg/strasbourg-les-theories-du-complot-se-multiplient-sur-des-groupes-facebook-des-gilets-jaunes_3096507.html
https://www.franceinter.fr/societe/coup-monte-manipulation-des-gilets-jaunes-versent-dans-les-theories-du-complot-apres-strasbourg
https://www.20minutes.fr/societe/2393663-20181212-video-attentat-strasbourg-theories-complot-circulent-groupes-gilets-jaunes
https://www.lexpress.fr/actualite/societe/fusillade-a-strasbourg-des-gilets-jaunes-crient-au-complot_2052973.html
https://www.nouvelobs.com/societe/terrorisme/20181212.OBS6996/strasbourg-des-groupes-facebook-de-gilets-jaunes-submerges-par-des-theories-complotistes.html
https://www.20minutes.fr/strasbourg/2393207-20181211-fusillade-strasbourg-direct-mort-six-blesses-marche-noel-tireur-fuite
https://www.youtube.com/watch?v=-TCWkDbShnk
https://www.youtube.com/watch?v=T0NJLy2zKh8
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