(パリ=飛田正夫/日本時2019-04-26)25日木曜日の朝に、フランス中部のロワール地方にあるオルレアン市の北側に隣接するサラン(Saran)の国家警察部隊の61人中48人(70%)がこぞって医者に出かけ心身の疲れを訴えて病欠を警察側へ提出し休暇を取ることにしたという。理由はこれまでのナント地方での出動などで疲労が重なっていたところに、政府の男女平等と反差別国家書記官であるマルレーンヌ・シェルパ(Marlène Schiappa)と黄色いチョッキ運動デモを取り締まりの中心となってカスタニア内相と共にその強化策を進めて来た内務省のローラン・ヌネズ(Laurent Nunez)国家書記との同時訪問がオルレアンから100キロ程下流のトール市の南に位置するジュエ・ル・トールの町でありこの警護に当たらなければならなくなったからだという。その為に警官たちは自分たちの任務が最近は際立って忙しく疲れを理解してくれない幹部に対し、その任務を果たせない可能性があるとして、みんなで自分たちの疲労と病気を訴えたという。かれらの代行としてブルターニュ地方から援軍の警察が送られるという。
昨日24日のマクロンがジャーナリスを集めて開催された演説では、黄色いチョッキを失望させたことで、警察は彼らと今後も対峙して暴力を振るわなければならないことになったことが分かったからなのだろうか。
すでに今年になってからこの4カ月で28人の警察が自殺している。これからはもっと多くの精神的な苦しみを持つ病人や自殺者が警察側に出ることになるかもしれない。しかしこれは極めて人間的なことで、警察を強要して仕事につかせデモ弾圧をしたりフラッシュボールで目を狙い打ちさせたりすることは誰も出来ないことは言うまでもない。
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最終編集 19:23:24
【参考記事】
https://www.valeursactuelles.com/societe/extenues-des-crs-incapables-dassurer-la-securite-des-ministres-106337
https://www.francebleu.fr/infos/faits-divers-justice/ils-n-en-peuvent-plus-trois-quarts-des-crs-de-la-compagnie-de-saran-en-arret-maladie-en-meme-temps-1556199927
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