2019年4月16日火曜日

ジャーナリストを志すオランダ人女性トールーズの黄色いチョッキ運動デモで警察暴力のビデオ取材

(パリ=飛田正夫/日本時‎2019-‎04-‎16)4月13日に黄色いチョッキ(ジレ・ジョンヌ)運動の第22回目の土曜デモがあったが、特に黄色いチョッキ運動デモの南部の拠点となっているトゥルーズの町では大きな盛り上がりがあった。今やジレ・ジョンの動きが欧州諸国でも注目されていて、ジャーナリストを志望するオランダ女性がフランスの警察暴力を取材しにやってきた。彼女自身が警察暴力の犠牲者になりながらレポートを続ける姿には怒りもなく実に冷静な眼差しが感じられる。それだけにフランスの警察暴力の激しさと残忍さが際立つのである。初めに掲載されているビデオ映像では彼女のキックスケーターが赤い腕章を着けた警察に取り上げられて遠くに放り投げられ、彼女がそれを探しにいくと、別の部下の様な警官が彼女に飛び掛かり乱暴を働く、彼女のヘルメットも取り除かれる。彼女を庇った青年はこのデモで知り合ったというフランス人のホートジャーナリストを目指す学生らしい。ここで二人は酷い暴力行為にあるわけだ。


真実を知り真実を知らせる報道の仕事とはいえこれは命をかけた覚悟と勇気が無ければできるものではない。なかなかこういう意気込みの有るジャーナリストなどそういるものではない。オランダ国からやってきた、そしてこのフランスのジャーナリストを志す学生に感謝したい。二番目に掲載されたビデオの59’19以降から最後の所では、警察隊が走って来て彼女が警察に突き飛ばされながらもカメラを話さずに撮影している状況がそのカメラの揺れ具合でわかる。映像ビデオは4つあるがいずれも実に素晴らしいビデオ・ルポなので順番に見てみるとよい。

(キーワード gilets jaunes,Toulouse, deux journalistes ,néerlandaise,20 Minutes,)最終編集 15:38:21

【参考記事】
https://www.20minutes.fr/societe/2497427-20190415-video-gilets-jaunes-police-frappe-deux-journalistes-toulouse-lors-acte-22

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