（パリ＝飛田正夫／日本時2019-04-23）ボルドーの黄色いチョッキ（ジレ・ジョンヌ）運動の活動家であったオリヴィエ・ベジアード（Olivier Béziade）さん47歳はボルドーからアジャン方向へ南東に向かって60キロ程のバザス（Bazas）の町の志願消防隊員で、第9回目に当たる1月12日のデモで、警察隊の撃った凶器フラッシュボール（LBD）に頭部を20メートル近距離から狙い打ちされて頭部に穴があいて無意識状態になっていた。オリヴィエさんの妻サンディ・ベジアード（Cindy Béziade）さんは警察がフラッシュボールを撃ったことを許さないとして人権擁護団体のジャック・トゥーボン（Jacques Toubon）にLBDの使用を停止するように申し出ていた。この武器は殺害に至らなくとも危険なもので失明させたり重傷を負わせるに十分な危険なもので、頭部などは狙ってはならないことになっていた。このような武器を市民に向けることが警察内部でも問題になっていた。事件はボルドーの市街地でフランス随一の長さを誇るサント・カトリーヌ通りとドウラード（Maison Daurade）通りとの交差する所であった。一人の警察がLBDを打ちもう一人の警察は手榴弾を放っている。この日は素晴らしいデモ日和で一直線に見私の良いサント・カトリーヌ通りを一人のカッスーも見ることなく行儀良く行進していった。一行がコメディ広場に差し掛かると警察隊から催涙弾が投げられた。
これでみんなは散逸して走り出し、彼女はオリヴィエさんを見失った。この状況は多くのジャーナリストとアマチュアの撮った映像がある。ベジアードさんはこの黄色いチョッキのデモと警察隊との状況を比べ、鎧兜に防御の盾に棍棒の重装備の警察がどんな脅威を警察に示さない無防備な市民がそこにいたとして、警察側の暴力欲が初めにあったと見て厳しく批判している。
（キーワード ボルドー，ジレ・ジョンヌ，Olivier Béziade，フラッシュボール，LBD，）最終編集13:58:20
【参考記事】
https://www.charentelibre.fr/2019/01/17/ils-lui-ont-tire-en-pleine-tete-la-colere-de-la-femme-d-olivier-victime-de-lbd-dans-le-coma-a-bordeaux,3373567.php
https://france3-regions.francetvinfo.fr/nouvelle-aquitaine/gironde/bordeaux/gilets-jaunes-temoignage-olivier-beziade-grievement-blesse-apres-tir-flashball-bordeaux-1658524.html
http://lavdn.lavoixdunord.fr/522490/article/2019-01-17/ils-lui-ont-tire-en-pleine-tete-la-colere-de-la-femme-d-olivier-victime-de-lbd
http://www.charentelibre.fr/2019/01/17/ils-lui-ont-tire-en-pleine-tete-la-colere-de-la-femme-d-olivier-victime-de-lbd-dans-le-coma-a-bordeaux,3373567.php
https://www.liberation.fr/checknews/2019/01/14/le-gilet-jaune-blesse-a-bordeaux-place-en-coma-artificiel_1702887
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