(パリ=飛田正夫 /日本時lundi 25 février 2019 16:51)フランスは貧しい人が多くそれで黄色いチョッキ(ジレ・ジョンヌ)運動が毎週土曜日に抗議運動をやっている。既に11月17日から数えて第15回目の土曜集会デモをフランス全土で繰り広げている。その動きは月末には家計がゼロやマイナスになるような生計を営んでいる貧しい底辺の人だけでなく教師や自営業、これまで黄色いチョッキに協力的でないとされていた農業従事者にさえも支持者が広がっている。そういう中でフランスのジャクリーヌ・グーロー(Jacqueline Gourault)国土連帯大臣は例えどんな貧しい人でも象徴的に1ユーロ(約126円)でもフランス人は所得税を払うべきだと、昨日24日の「日曜新聞JDD」のインタビューで答えて論議になっている。彼女の考えはフランスでは税金を払っているのは中間層であるので、誰もが所得税を払うべきだという考えだ。現在フランス人で所得税を払っているのは43%で、約2家族に1人の割合だ。その他は所得が少ないことで控除されている。フランスには失業者は600百万近くいる。そういう中で国民が過敏になっている税制の問題だけに、しかも政府はヨーロッパで最大の税金国フランスの税金を下げようとしている事もあって、今回の国土相の発言は政府エドワー・フィリップ(Edouard Philippe)仏首相には大変なショックらしく、そんなことはまだ決まっていないと火消し役にまわっている。貧しい人たちから狩り集めればそれは大金になるだろう。しかし、この1ユーロというのは黄色いチョッキ運動の人々には非常に大事な金であることを政治家はまだ理解していないようだ。
【参考記事】
http://www.leparisien.fr/economie/la-ministre-jacqueline-gourault-favorable-a-l-impot-sur-le-revenu-pour-tous-24-02-2019-8019192.php
https://www.lemonde.fr/politique/article/2019/02/25/la-polemique-sur-l-impot-sur-le-revenu-nouvel-episode-des-difficultes-du-gouvernement-sur-la-question-fiscale_5427828_823448.html
https://www.bfmtv.com/economie/la-ministre-jacqueline-gourault-veut-que-tous-les-francais-paient-l-impot-sur-le-revenu-1639018.html
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