(パリ=飛田正夫 /パリ時mardi 22 janvier 2019 04:20)イタリアの5つ星運動(M5S)の指導者ルイジ・ディマイオ(Luigi Di Maio)審議会副議長はフランスは今もアフリカの植民地主義国であって、フランスの様にアフリカを貧困にさせ難民危機を深刻化させた総ての国に対して欧州は制裁をすべきだと訪問先の中部イタリアのアドリア海に面したアブルッツォ(Abruzzes)州で糾した。●ルイジ・ディマイオは、アフリカの10数か国でフランスは植民地用の独自のフラン紙幣を印刷し、その金を使ってフランスの公的負債に充当していると仏大統領マクロンを批判している。もしもフランスにアフリカの植民地が無かったならば世界で15番目の経済国にしかなっていない筈だと語った。●このことで21日に在パリのイタリア大使テレザ・カスタルドが仏外務省に呼ばれ、ルイジ・ディマイオのこの話しは受けれられないと言われたという。●すでにイタリアは内相のマテオ・サルヴィが黄色いチョッキ運動に支持声援の激励を出したばかりで、同時にマクロン仏大統領の政治姿勢がフランスの民衆から乖離していることを糾し、さっさと家に帰るほうが良いと宣言していた。先週末に地中海をモロッコからヨーロッパを目指した難民53人が死亡し、リビアから出港したゴムボートに乗った難民は117人が死亡していた。この悲劇では、イタリア海軍のヘリコプターが救助した3人しか生き残りはいなかった。●このことからイタリア政府にはアフリカ人が絶え間なくヨーロッパに向かって来るのは、フランスなどがアフリカを今も植民地化していて、難民再生産の元凶になっているとの認識があり、それが今回の170人の遭難事件を前にして厳しいフランス批判となった模様。イタリアは新政権になってから港を閉ざし難民受け入れを拒絶していて、人権団体のアクアリュス号の入港も禁止している。●5つ星運動の指導者ルイジ・ディマイオ審議会副議長の考えはアフリカ人の生活の場はアフリカであり地中海の海底であってはならないと言っている。2018年はヨーロッパに地中海経由で辿り着いたのは116959人で遭難して死亡した数は2297人となっている。2019年の1月最初の二週間で4449人がヨーロッパに来ていて、2018年の同期では2964人であった。
【参考記事】
https://www.huffpostmaghreb.com/entry/le-vice-president-du-conseil-italien-luigi-di-maio-attaque-la-france-et-sa-politique-colonialiste-en-afrique_mg_5c4595e6e4b027c3bbc35d8d
https://www.ouest-france.fr/societe/immigration/pres-de-120-migrants-portes-disparus-au-large-de-tripoli-6180630
https://www.valeursactuelles.com/politique/di-maio-impute-larrivee-de-migrants-la-france-qui-appauvrit-lafrique-103074
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