(パリ=飛田正夫 /パリ時 6 mars 2019)日18時40分頃にフランスのノルマンディーのカーンとルマンとの中間の町アランソン・コンデ(Alençon-Condé-sur-Sarthe))の刑務所で30年の重罪を食らって服役していたミカエル・チィヨリ(Michaël Chiolo)27歳は、刑務所内の家族訪問専用部屋で二人の刑務所職員を負傷させた。ミカエルは陶器製のナイフで襲いかかったとされている。ミカエルはピストルで撃たれてもっか入院中。妻も殺害されたが、機動隊は射殺を後悔しているらしい。駆けつけた法務大臣ニコラ・ベルべ(Nicole Belloubet)はこれは間違いなくテロリストによるものだと言って事件を重く見ている。しかしミカエルはテロの可能性を持つ「フィッシュS」に登録されていたが特別な監視はなされずに、この様な危険人物を他の囚人と一緒に放置して置いたことが問題視されている。
以前からフランスでは刑務所は飽和状態で狭い部屋に15人程も収容されていて、今はそれが7人程になったらしいがそれでも大変な過密状態で非人間的な状態だとして欧州や人権団体からも批判されてきた。フランス全国にある刑務所では職員はこの様なイスラム教徒の過激化した事件が起きるのは刑務所施設や職員の不足にあるとして、7日に全国的な抗議ストを行う事になったという。今回は5月27日の欧州議員選挙が目前に迫っているが、フランスでは選挙が近づくとこのようなイスラム教徒の過激化事件が必ずと言ってよいほど話題になるのは不思議なことでもある。(mercredi 6 mars 2019 05:35 最終変更23:58)
【参考記事】
https://www.lci.fr/police/en-direct-attaque-de-deux-surveillants-au-couteau-le-detenu-radicalise-et-sa-compagne-interpelles-par-le-raid-2114631.html
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