2019年5月31日金曜日

仏上院議長 欧州議会選挙の大敗でマクロンに食われる共和党(LR)消滅の危機で 新方策を提案

(パリ=飛田正夫/日本時‎2019-‎05-‎31)フランスの共和党(LR)は26日のヨーロッパ議会選挙で第4番目と大敗したことで党首ローラン・ウォキーズ(Laurent Wauquiez )は党三部会を提案して党首不信任案の提出を払拭しようと計ったが、30日にLR出身の上院議長ジェラール・ラルシェ(Gérard Larcher)の先導によって右派と中道勢力を巻き込こめる道義ある大人物を建てることで党の幅を拡大しマクロンに食わる共和党(LR)消滅の危機を乗り越えることが緊急の要請なのだと提案した。これに多くの同党議員の賛同を得たことが報道されている。サルコジが1999年のヨーロッパ議会選挙の13%という敗北で責任を取って党首辞任をしたことを上げながら今回の退廃は特に深刻で特別な対策をとらなければ我々は消滅すると話し、ウォキーズの辞任を迫っているのは元高等教育相で日本語も話すイルドフランス地方のイヴリーンヌ県議員バレリー・ぺクレスさんである。彼女はサルコジ政権下でも立ち位置を異にしていてウォキーズと異なりサルコジの噛みつき役をしたりはしなかった。

ヨーロッパ議会選挙でのフランスの共和党(LR)の大敗を前にマクロンはマクロンの「動く共和国党」(LREM)への取り込みを計っている。LRはまさに分裂と消滅の危機にあるわけだ。ぺクレスもラルシェも私が個人的に接触したことがある人なので、やはり右派議員の質を上げなければならないと思うし、彼らを応援したい。やはりサルコジは言うまでもなくその仲間の税金隠しのバルカニーやフィヨン元首相の架空雇用で裁かれたペネロップ・ゲートなどの悪罪で共和党(LR)はすっかりフランス国民の人気を失ってしまっていたわけだ。


(キーワード le président du Sénat, Gérard Larcher ,Les Républicains (LR) ,élections européennes)最終編集15:26:30

 【参考記事】
https://www.ouest-france.fr/politique/gerard-larcher/gerard-larcher-veut-quitter-les-republicains-pour-reconstruire-un-projet-qui-rassemble-la-droite-et-6371715
https://www.bfmtv.com/mediaplayer/video/emmanuel-macron-a-une-lourde-responsabilite-dans-la-progression-du-rn-selon-laurent-wauquiez-1163968.html

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