2019年4月25日木曜日

汚染されたノートルダム寺院は「除染」が必要 鉛汚染に環境監視団体が要求

(パリ=飛田正夫/日本時‎2019-‎04-‎25)4月15日のパリのシテ島にあるノートルダム大聖堂の大火災では屋根部の鉛210トン、フレッシュに使われただけでも300トン以上の鉛が最高温度1700度の大火災で融けて流れ出して危険な中毒物質で建造物は汚染された。環境監視団体のONGロバン・ド・ボワ(ロビンフッドRobin des bois)のジャッキー・ボオネナイン(Jacky Bonnenains)会長は今後はシテ島の住民やセーヌ川の堆積物に危険な中毒性の鉛や他の中毒性の廃棄物の影響が及ぼす可能性があると見ている。流れ出した鉛や大気汚染などを空気の質監視団体などと協議しながら除染作業や監視と調査が必要だと19日に宣言した。消火に当たった消防隊員らはマクロン大統領やカスタニア内相に表彰されていたが、彼らが危険なガスを吸っていたことが考えられるとONGは心配している。現在は焼けたノートルダム大聖堂は汚染された灰の中に佇んでいるが、この除染作業には数か月或いは何年か時間がかかるという。

ノートルダム寺院再建を5年内に完成させるのだとマクロン仏大統領は約束して建設を急いでいるが、その前にしなければならないことを忘れているようだ。シテ島近隣での鉛の塵を吸い込む危険性が続く限り人体への汚染の危険性があり、空気汚染による作業員の工事現場の安全確保と住民の健康の安全性を先ずは保障しなけらばならないだろう。
(キーワード 鉛,ノートルダム,Notre-Dame火災,ONG,ロバン・ド・ボワ,Robin des bois)
最終編集 09:29:26

【参考記事】
https://www.20minutes.fr/societe/2500739-20190419-incendie-dame-ong-alerte-possible-contamination-plomb-autour-cathedrale
http://www.leparisien.fr/societe/incendie-de-notre-dame-une-ong-craint-une-pollution-au-plomb-20-04-2019-8057190.php
https://www.lci.fr/population/pollution-notre-dame-de-paris-le-plomb-fondu-par-l-incendie-est-il-dangereux-pour-la-sante-et-l-environnement-2119161.html
https://www.lexpress.fr/actualite/societe/environnement/notre-dame-a-l-etat-de-dechet-toxique-a-cause-du-plomb-fondu_2073978.html


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