(パリ=飛田正夫 /日本時14/08/2018 07:45)ルーマニアのブカレスト北部にある独裁者ニコラ・チャウシェスクとその妻エレナ(Nicolae Ceausescu et son épouse Elena)の1965年から1989年に死刑されるまでの間に建設した春の庭園と90部屋を数える宮殿がこのほど市民に開放されることになったとルモンド紙に報道されている。この独裁者チャウシェスクを1983年に訪問した日本の池田大作創価学会名誉会長はこの宮殿のどこかで独裁者と平和論を語りお互いを誉め称え合っていたのである。「SGI国際平和グラフ」(1983年フランス語版)は、日本の創価学会の指導者池田大作がインターナショナル創価学会(SGI)会長として独裁者チャウシェスクと会談したことを記録した貴重な資料となった。当時ヨーロッパではルーマニアのニコラエ・チャウシェスクは独裁者として多くの民衆を殺害していることで有名であった。その池田と独裁者とが並んで写っている「SGI国際平和グラフ」(1983年フランス語版2―3頁)の写真を、あるフランス人学生に見せたところ、私は大変な顰蹙(ひんしゅく)をかうことになったのである。
日本ではチャウシェスクのことは良く知られてなかったが、チャウシェスクが自国の民衆を殺害し人体実験までしていた独裁者であることはヨーロッパの一般人の常識であったのである。この独裁者チャウシェスクの大歓迎に対して、池田大作をはじめ創価学会は組織をあげて喜んでいたのである。創価の三色旗とルーマニアの国旗が似ているのは偶然ではないのだろう。
【参考記事】
A Bucarest, l’éden secret de Ceausescu
https://www.lemonde.fr/series-d-ete-2018-long-format/article/2018/08/09/a-bucarest-l-eden-secret-de-ceausescu_5340923_5325928.html
【関連記事】
池田大作が表敬訪問したルーマニアの独裁者チャウシェスクとその妻エレナの遺体を発掘
https://franettese.blogspot.com/2013/11/blog-post_4691.html
0 件のコメント:
コメントを投稿