(パリ=飛田正夫/日本時2019-05-02)1170人以上の文化財保護の専門家、建築家、考古学者、大学の教授、米国中世研究所、世界中世社会、フランス芸術保護基金などフランスや世界中の専門家達が、仏大統領マクロンが5年後のオリンピックを考慮してかノートルダム聖堂の性急な修復・再建を打ち出したが、これをしない様に注意・勧告を署名で呼び掛けている。29日付けフィガロ紙がその名簿を全員記載しているので参照できる。特に歴史的文化財保護の修復や再建の基本的約束事を遵守するように呼び掛けた。マクロンはノートルダム聖堂の大火災の後に早急に5年内に再建すると宣言していて、これが今回、専門家から批判されている。時間を掛けて模範的な修復・再建をすべきであり、歴史的建造物の専門家を排除してはならないと仏大統領に呼び掛けている。これはマクロンが何でも自分一人の考えで決めてしまうことを心配して糾しているわけだ。現代イスラム研究所所長のジャック・ラング元文化大臣は、これは歴史的建造物保護の基本的原則の問題であってこれを排除することは殆んど困難な事であると言っている。
(キーワード ノートルダム聖堂,マクロン,修復,再建,専門家,)
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【参考記事】
http://www.lefigaro.fr/actualite-france/notre-dame-la-liste-des-1170-signataires-de-l-appel-au-president-20190428
https://www.lesoleil.com/arts/expositions/notre-dame-1000-experts-appellent-macron-a-eviter-la-precipitation-6a1830ebebfe9a33d7c406f6235f168e
https://www.medias-presse.info/notre-dame-de-paris-plus-de-mille-professionnels-du-patrimoine-contre-macron/107825/
https://www.theartnewspaper.com/news/leading-conservators-petition-notre-dame
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